タジキスタンのスタッフの息子たちが通う幼稚園で、一足先にノウルーズ(春分の日)のお祝いがありました。幼稚園の庭で、伝統的な帽子をかぶり、一枚。建物のなかから覗く子どもたちもなんだか楽しそう。
幼稚園のなかも華やかに飾りつけをされています。
ノウルーズ(ナウルズ)は新年を祝う祭りです。例年、この日には中央アジアではどの国でも盛大にイベントが開催され、家族や知人の家を訪ね合って、ごちそうを食べて……という、にぎやかな行事なのですが、ことしはウイルスの感染を防ぐため、人の集まる場所への外出が禁止され、ノウルーズ関連の大規模なイベントも中止されてしまいました。
そんななか、先日、タジキスタンの首都ドゥシャンベにこんなモニュメントが登場しました。
一見するとクリスマスツリーや巨大な緑のケーキのようですね。高さ30メートル、直径16メートルもあるそうです。
タジキスタンでは、ノウルーズに7つの「S」ではじまる単語の縁起物が飾られます。そのうちの一つが「サブズ」=麦の新芽です。若草は春の緑、そして命のよみがえりを象徴しています。この広場のモニュメントはそのサブズを表したものだそう。本来は、小さな植木鉢サイズのものを食卓に飾ります。
そばのイスマイル・サーマニー像がこんなに小さく見えます。
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