ビシュケク市はキルギス共和国の首都です。
北緯43度に位置し、札幌市と同じ緯度にあります。ビシュケク市の南には標高4000m 級のアラ・トー山脈が控えており、ビシュケク市も標高750-900mにあります。市の東北部には標高1000m の山脈があり、カザフとの国境を形成しています。 「暑い中央アジア」「冷涼な山岳地帯」「寒暖の差の激しい盆地」という三つの要素が組 み合わさった気候となっています。
街の歴史としては遺跡と言ったものはなく、ソ連時代の都市計画で作られた典型的な街です。 科学アカデミー、フィルハーモニーコンサートホール、大統領府等が続き、国立博物館も見所の一つとなっている。 博物館の北西にキルギスドラマ劇場も人気のスポットとなっており、チュイ大通りは市民の生活の中心として活気ある風景が広がります。
ビシュケクの近郊の「アラ・アルチャ自然公園」などに足をのばしてみるのもお勧めです。
ビシュケクの観光スポット
国立歴史博物館
アラ・トー広場に建つ博物館
ソ連時代の1925年に設立された大きな博物館。
2階には現在ではなかなか見ることができない社会主義時代の遺物が展示されています。
3階はサカ族の装飾品、突厥の石人など考古学的価値を持つ資料や、民族衣装、遊牧民の移動式住居ユルタなどの展示があります。
ここでしか見られない展示品もあり、キルギスの歴史にじっくりと触れることができるので、ぜひ訪れてみてください。
マナス王の像
人々を見守るキルギスのシンボル「マナスの像」
遊牧文化を基礎として豊かに発展したキルギスを語る上で欠かせないのが英雄叙事詩「マナス」です。
勇者マナスとその子孫たちの戦いが描かれた叙事詩は世界最長の詩と称されることもあり、文字を持っていなかった遊牧民たちが口伝えで何万行にも及ぶ物語を継承してきました。伝統文化が色濃く反映され、キルギスの民族統合のシンボルの役割も担っています。
ビシュケクにはその名を冠した空港、大学、映画館、通りなどがあり、市の中心アラ・トー広場ではマナス像が人々を見守っています。
ビシュケク:マップ
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