トルクメニスタンの村にある巨大クレーターの正体
トルクメニスタン首都アシガバードから北260kmほどにダルヴァザという村があります。このダルヴァザ付近の地下には豊富な天然ガスがあります。1971年に地質学者がダルヴァザのカラクム砂漠のボーリング調査をしました。
その際に天然ガスに満ちた洞窟を発見しましたが、採掘中に作業装置が置かれていた場所ごと崩落してしまいました。
穴の直径はおよそ90m。
そこから噴出するガスの放出を食い止めるために点火するも、可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出るため、延々と燃え続けています。
のちに住民はこの穴を「地獄の門(Door to Hell)」と名づけました。
現時点ではこの天然ガスの燃焼を食い止めることは技術的にとても困難と判断され、また天然ガスの埋蔵量自体が不明なため、今後いつまで燃え続けるのか未だに目処が立っていません。
ダルヴァザ「地獄の門」の場所
トルクメニスタンの首都アシガバートから北に約260km。
車で約3時間の距離になります。
アシガバートからはタクシーやレンタカーが必要になります。
ダルヴァザには公共の交通(電車やバス)がないので、帰りも車になります。
広大な大地にあることから、行く時間帯によって表情が変わります。
日の出の空の色をふくむグラデーションはとても美しいです。